強迫性障害に関わる症状なのかもしれませんが、僕は黒い色に強いこだわりを感じていました。一緒に暮らしていた猫が黒猫だったからです。バッグや傘など、持ち物を黒いもので揃えたりしていました。自分の髪の色も黒なので、共通性があって嬉しいな、と思っていました。ちなみに同じ理屈で、カラスも好きです。(賢く周りをみていて、ぴょんぴょん跳ねて移動するのがかわいい。たくましく生きている。たぶん純粋で優しい)
しかし高齢になってその黒猫が亡くなってしまったので、火葬してもらったところ、白い骨が残りました。彼は白になってしまったのです。これには戸惑いました。これまで通り持ち物を黒にしておくか、白に変えるか。彼は本当は何色なんだろう。骨は白ですが、ソウルはさらに違う色なのかもしれない。
しばらく考えてみたのですが、結論としては、色にはこだわらないことにしました。強すぎるこだわりは苦しみになるからです。世の中にはさまざまな色があるし、どれが特別だということもありません。どれも欠かせない大切な色。
白黒つけずに曖昧なものも受け入れる練習をしないとね。灰色とか、いいじゃないですか。黒に似てるけど、紺色とかね。色の境界線は難しいのです。
メンタルを維持する上で、「執着しない」というのは大切になってくるキーワードです。
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