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一般企業の障がい者雇用と就労継続支援A型の雇用は何が違うの?

ハローワークでも見たけど、就労継続支援A型ではたらくのって

一般企業が募集している障がい者枠の雇用とどう違うの? 

と思われている方もいらっしゃるかもしれません。


ぼくはベストライフでは利用者として働かせていただいているのですが、

一般企業でも、障がいがあることをオープンにして働いていたことがあります。


この2つの雇用は体験としてまったく違うものでした。


精神障がいなので、具体的にどうサポートしていただくと助かるのか、

お互い、確かにむずかしいとは思うのですが、

一般企業では障がいの特性に配慮していただけることは

ほとんどなかった、というのが実感です。

健常者の方と同じパフォーマンスを発揮することを求められます。

同僚も、この人は障がいを持っているらしい、というくらいの認識です。

だから同じペース、同じ分量の仕事をして、結果を出すことが必要です。


スポーツに例えると、オリンピックとパラリンピックのような関係です。

障がいを抱えながらオリンピックを戦うのは前提条件として不利なのです。


ぼくはうつ病と強迫性障害と闘っているのですが、

この時点で、人生の難易度設定が

ハードモードなのではないかと感じています。

(人によって、さまざまなハードモードがあるとは思いますが)

気分は落ち込み、脳も疲れて記憶力が著しく低下した状態で

強迫観念に追い詰められながら働いたり、生活しないといけません。

外見からは、抱えているものがわかりません。

同じ状況を体験していただくことはできませんが、

正直これはなかなかしんどいです。

親族も同じ症状が出ているので、遺伝的要素もあると思います。


就労継続支援A型は会社ではあるのですが、

立ち位置としては障がい福祉サービスです。

雇用契約を結んで、サービスを受けさせていただく形になります。

なので、収入などによっては利用料を毎月支払う必要がある場合もあります。

(実際は、9割くらいの人が自己負担なしとなっています)


利用者さん同士、お互いどんな障がいを抱えているのか

話したりする機会はほとんどありませんが、

みんな何かしら大変である、ということを実感としてわかっています。


そして、サポートをしてくださるスタッフさん(支援員さん)は

さまざまな障がいのことを学んでくださっています。

この人には、こういう特性があるから、こういう点を支援をすればいい

というのをわかってくださっています。

発作が起きるような状況にならないような作業を任せてくださったりします。


仕事なので、しっかり稼がないといけないのは

もちろんそうなのですが、無理ない範囲で働かせていただけて、

ちゃんとわかってくれる人たちが周りにいるというのは、

とても大きな違いなのです。



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